ニュ-ジ-ランド紀行 ~その2~
ニュ-ジ-ランド紀行 ~その2~
おはようございます。
今日は、オ-クランドから北へ3時間ほど車に乗りワイポウアの森に行きます。
種子島の屋久杉と姉妹提携を結んだカウリの木や
樹齢3000年を超えてまだ2000年は生きると云われている
森の父とよばれているカウリの木がこの森で生きています。
ニュ-ジ-ランドというと草原や羊のイメ-ジがありますが実は、
映画ジェラシックパ-クのようなシダ類が多い原生林が本当の姿です。
しかも哺乳類が存在しなかった無人島で鳥類しかいなかったそうです。
天敵がいないため飛ばなくてもよかったのでしょう。
国鳥のキュウイも飛びませんよね。
では出発します。
気持ちが高まります。
一時間ほどするとマヌカの木があります。
抗菌作用の強いマヌカハニ-の原料になります。
生産しているお店があったので寄ってみました。
ガラスに囲まれた大きな箱のなかで沢山の蜂が・・そのガラスをさわってみると温かいのに驚きました。
凄いエネルギ-で蜂蜜を作ってくれているんですね。
お土産にしよう!
郊外をぬけると長閑な牧草地がひろがります。
羊より牛がいっぱい。
顔だけ白く体は真っ黒牛。
千と千尋の顔なしに似てます。
少しお腹が空いた所で雰囲気の良いカフェをみつけました。
ここにしよう。
お店に入ったら日本語で
「こんにちわ」と声をかけられました。
ここのオ-ナ-さんは70代のご婦人で素敵な方です。
マオリの料理のクマラを勧められました。
ミ-トパイに近い味で美味しい。
食べていたら猫ちゃんがよってきました。
すっかりくつろいでから車を北へ走らせました。
カウリの木の知識を得るため博物館によりました。
カウリは木目が素晴らしいので
家具にされる他に硬さがあるので列車のレ-ルにも使われるそうです。
一枚板の写真凄く大きいですよね。
ただ人間が伐採しすぎてしまい今は保護されています。
ゴ-ルドラッシュのように一攫千金を掴もうとする人々で街が賑わったのは一昔前の話です。
3時間を超える頃から森が見えてきました。
ここから18キロに及ぶワイポウア・フォレストです。
ここは日本と違い紅葉する木々はありません。
歩きだして暫らくすると葉の裏が銀色に光るシダがありました。
マオリの人たちはこの葉を道端に置き道しるべにしたそうです。
銀色の葉が月明かりに反射して夜道を照らすという先人の知恵です。
シダは成長する前はゼンマイのように幹が巻いています。段々伸びていきます。
写真を撮りました。
木のエネルギ-を感じてもらえたら嬉しいでいす。
更に奥に進むと1000年以上の樹齢のカウリに出会えます。
まっすぐに伸びた幹に枝がないのにきづかれましたか?
なんと成長するにつれ自分で枝を落としていくそうです。
途中尻尾が2つに分れたツインバ-ドにも出会いました。
ついに森の父といわれる樹齢3000年のカウリの木の前に立つことができました。
どこかのテレビ番組のように日本をたって30時間。
感謝感動。
長く世の中をみてこられたのでしょうね・・・・・
しばらくそこに佇んでいました。
帰り道は疲れもふっとび順調にオ-クランドに戻ってきました。
南十字星も見えました。
夜景の写真です。
いつか又きてみたい国ニュ-ジ-ランドです。