松本の鍼灸神林治療院へようこそ!!鍼灸指圧マッサージ、カイロプラクティックはこちらへ。

入江FT+α

入江FT+α

FT塾講師 神林 一隆

 毎日治療を繰り返すことで入江先生の著書に書かれてある内容を理解できるようになりました。気付けば31期生を迎える今年、1 期生だった私も30年治療を続けてきました。

 周りを見渡すと皆様大人?になり、それぞれの方法でFTを活用されています。 基礎となる入江脈診のシステムに、本人のオリジナルエッセンスが入り、臨床科はそれ を互いに学び合える場所です。自分にとってのFTとは何だろうと思い原稿を書くことにしました。

 大切にしている事は、巷で言う第六感でしょうか。五感(視覚、聴覚、味覚、臭覚、 触覚)を駆使して東洋医学的四診により証を立てて施術する他に、第六感、理屈や論理で はなく「直感」「 ひらめき」として物事の本質を捉える感覚。仏教では眼、耳、鼻、舌、 身、意の六根という概念がありますが、このうち五感を統括し、思考や判断を司る意が第六感とされています。

 誰にでもあるけど、何か怪しげな感じもする感覚ですが、自分は、五感とは外からの刺激を体感として受け止める感覚で、第六感は外からの刺激でも心の中で内側から広げていける感覚、例えば映画を見た後(外からの刺激)に感動する、あの感覚です。古典に心の 修養法について教えて下さいという問いに、「 あなたの気持ちを一つにしなさい。耳で聞かず心で聞きなさい」更に「心でなく気で聞きなさい」という文章があります。

 気持ちを一つにすると、空虚のところに道が出来ると言う事ですね。
入江先生の言う「FTは体との会話」は、第六感まで使うことにより、もっと可能性が広がると思います。

望診

主に視覚を通して体のバランス(陰陽、気血、水)を把握します。
顔面診、舌診、尺膚診など。

+αFT診

 肌で感じるような感覚で診ます。目で視ると言うより、耳の後ろにあるセンサーのような 物を通して、脳裏で見る感覚です。橈骨動脈に触れていても、脈のその先に繋がっている 何かを感じます。患者さんの身体に手が触れた瞬間に気を流し、身体の中をサーッとスキャンします。滞りがある所は引っかかるので治療する箇所になります。

 治療室に入ってきた時に、いつもと違う言動や苛立ちをしている患者さんがいる場合の処置として、お水を張った洗面器に一握りの塩を投げ入れると(その時に患者さんのフルネームを呼ぶ)洗面器内の水が st に変わり、患者さんはスッキリ(sm)になりますので試 してみて下さい。→情報転写

聞診

 治療家の聴覚と嗅覚を使って患者さんの状態を把握する事や、呼吸や咳の状態などを聞 き、身体から発する「臭い」を通して体内のバランスを判断します。+αFT診では治療家の耳をセンサーにします。右脳は左耳に繋がっていて、左脳は右耳に繋がっています。 右脳→「イメージや直感」左脳→「言語や論理的思考の働き」があります。

1先程の心で聞く→気持ちを一つにすると患者さんの話す言葉の中にある感情や満たされ ていない気持ちなどが伝わってきます。患者さん自身が論理的思考(理屈を訴える)時は 術者の右耳にその声が優先的に入って来ますし、本人の心の琴線に触れるような事は術者 の左耳 優先で聞こえてきます。五行説の五志を捉えやすくなります。

 指と指のFTではなくてもFTは全身がセンサーになります。
嗅覚においては+αFT診をしていると、より敏感になります。一瞬だけ臭って消える場 合があるので集中して聞診します。

問診

 問診は、現在の症状だけでなく、体質や生活習慣から不調の原因(元)を探るために行ないます。十問歌と呼ばれる10の指標で、寒熱や睡眠、排泄、飲食などを問い総合的に判断します。自分は問診をする時は患者さんの身体の一部に触れながら話をするようにしています。本人が頭で考えている事と本能が思っている事に誤差があったりすると、触れている部位が緊張したり、建前の話が多かったりすると舌が2枚に見えたり、毒を吐くと言いますか、黒い煙を吐いたり、白い煙が体外に出たりします。白は良いのですが黒い煙は 肉体的、精神的な病邪の状態が深いと判断します。

切診

 経脈と腹診は入江式の最も本領発揮できる所です。入江FT+αのαは、チャクラの状態もチェックします。アーユルヴェーダなどのインドの伝統医学は、プラーナ(気)の大事 なポイントとしてのチャクラが 7つ存在します。
第1→ルビー色、第2→オレンジ、第3→黄色、第4→黄緑又はピンク、第5→水色、 第 6→紺、第 7→紫色又は藤色。チャクラの回転数と色の濃淡の差と大きさを視て、その人の状態を見ます。アーユルヴェーダでは 六部定位脈診と同じ部位で脈診をしますので、資料として載せます。

画像の説明

画像の説明

画像の説明

画像の説明

まとめ

 フロンティア50号を迎え、マニアックな事を好き勝手に書いて来てしまいました。 入江FTを伝承すること、伝承とは入江正先生の作られた入江FTシステムを後世の方に伝える事、これは大事なことです。それとは別に伝統とは、伝承をもとに時代に合わせ新たな息吹を吹き込む工夫をしてみることで、より良い方法を編み出す事だと思います。 こういった内容を書くまでに 30 年以上入江FTシステムを忠実に治療してきた結果自分の特性、守破離で言う破の方法を取り入れるようになりました。

 大切なことがあります。見えない感覚だから危険を伴います。治療家は触覚を鍛え上げて行かないと、浮ついた感覚を頼って痛い思いをします。赤ちゃんをフアッと触ることも、アスリートの厚い筋肉も指圧できる手を作ってください。
 
 FTを軸に臨床を続けておられる先生方、それぞれの入江FT+αがあると思います。 どうか今後も臨床をされながら患者さんの笑顔が見られるよう頑張ってください。

〈 参考文献 〉
「気のはなし 科学と神秘のはざまを解く」若林理砂著 ミシマ社創業 15 周年記念企画

コメント


認証コード0776

コメントは管理者の承認後に表示されます。

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional