永久に
2014.03.28
カテゴリ:松本便り
永久に
3月26日飼犬のシ-ズ-が永眠した。
12年の生涯は波乱万丈だった。
3回の疾走・・近隣の高校の運動会に飛び入りし警察に保護された1回目。
2回目は
紐を着けたまま何日もいなくなり諦めかけた頃、ご婦人が散歩させている我が家の犬を発見。
話をお聞きすると玄関で座っていたとの事。
3回目に保護した時は
身籠っていた。
クウという名の我が家の犬は、予防注射の時にも尾を振るような所があり
獣医さんに「この子は陽気ですね(天然?)」と笑われた。
忙しいを口実に世話をサボる私に充分すぎる愛情を示してくれた。
松本に引っ越した日も籠に入れて一緒に新幹線に乗った。
アトピ-性皮膚炎や白内障にもめげず帰りを待ち続けてくれた。
この一週間でご飯を食べなくなっていった。
名前を呼んでも反応が微かになっていった。
タオルで身体を拭いてあげると微かな声で鳴きながら手を舐めてくれた。
水曜日の朝、身体を起して僕を見ていた。
昼すぎに鼓動が止まった。
クウ・・今日が休診日と知っていたんだね。
納棺の時、花と一緒に内緒でたまに一口あげた菓子パン入れたからね。
あちらの世界で食べなよ。
夜8時すぎ火葬の炎と供に天に向かうクウを感じた。